初めてでも快感が得られると…


性的興奮の高まり、カラダ全体で得られる快感によって痛みに対する感覚が鈍くなるんです

初体験時の痛みのメカニズムは前回書いたように、物理的に膣口に張り出している粘膜が傷つくから。その際に痛みを感じるんですが、痛みが生ずることと、痛みを感じる事は必ずしも一致しません。痛みが生じていても、それを緩和させることが可能なんですよね。それが性的興奮だったり、快感を得た時に体内で生ずるホルモンの効果なんです。

アドレナリンって聞いた事があると思います。セックス時にアドレナリンが分泌されるかどうかは私も分かっていないのですが、このホルモンは興奮状態で体内に分泌されて、痛みを緩和させる効果があるんです。

学生時代ラグビーをやっていたんですが、試合中はケガしてもアドレナリンの効果で全然痛くないし、普通にプレー出来ちゃうんですが、試合が終わるとズキズキ痛み出して、歩く事も大変…それって、アドレナリンの痛みを緩和する効果なんです。

これと良く似た事がセックス中にも起こります。性的興奮の高まり、快感による活発なホルモン分泌によって、痛みは実際に生じていても、脳がその痛みを認識しないんです。脳が痛いと思わなければ、痛みって認識されないんですよね。

セックスって本来は感情が高まってドキドキ興奮する中で行われる行為です。経験豊富な男性の、貴女の緊張を解く余裕を感じさせる言動や、的確に貴女のカラダから快感を引き出すテクニックによって、痛みを感じにくい、痛みを忘れるような状態が整っていくんです。

そうしてからの挿入って、確かに処女膜が傷つく瞬間は多少痛みを感じる事はあっても、スムーズで適切な挿入の動きによってそれ以上の痛みは発生しません。両手繋ぎやハグされてキスされたまま…ドキドキ高まる興奮の中だと、スムーズに入って来るオチンチンに継続して痛みを感じなくなるんです。

「もう奥まで入ったよ?」って女の子に囁いてあげると驚いたように「本当?」って返される事があります。
もっと大きな痛みを覚悟していたんだと思います。ですが、手を結合部に導いてあげると「本当だ…」って納得してくれるんです。

大きな痛みを感じる事なく、かつ、快感も得られているので初体験だけど痛みという大きな不安から解放されて、ゾクゾクとカラダの奥から込み上げる快感に嬉しくなって、セックスを愉しもうってスタンスが出てくるんです。

初体験でこんな感覚を持てるなんて、素敵な事だと思いませんか?

気分が高揚して、カラダも熱を帯びて顔が上気して、心とカラダの活動が活発に行われるのがセックスです。性的に感情が昂って、今までに体験した事の無い感覚、快感がカラダ中を駆け巡るんです。緊張や痛みと言った不安が解消されて、快感だけがどんどん大きくなっていきますよ?初体験でも心とカラダがトロトロになるような快感が得られて嬉しそうな表情を浮かべてるんですよね。

自分の愛する男性と初体験をしたいって強いこだわりが無いのであれば、初めからセックスの性的な高揚感、快感を感じられる経験豊富な男性との初体感も一つの選択肢になると思います。初めのセックス体験って、心理的にも肉体的にも強く記憶が刻み込まれるモノなんですよね。

将来の充実したセックスライフに、大きな影響を持つ体験を導いてくれる男性ってどういった人が自分には適切なのか、考えてみてはいかがでしょうか?

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