一見、仲はとても良さそうなカップルでも、もしセックスに対するギャップが大きいと、それはとても深刻な問題です。将来に不安を覚えてしまいます。セックスでもお互い心を通わせて、一緒に気持ち良くなって盛り上がられる関係になれば素敵ですよね。
先日DMで相談が来ました。「付き合った当初は毎日してたのに、最近では月に1回位しか求めてくれなくなったんです…」セックスの頻度はカップルそれぞれだとは思いますが、どちらか一方がもっとセックスをしたいのに、でも相手が求めてくれなくて、したくてもできない状況は辛いですよね。
彼女は、彼氏に対してセックス以外は全く不満はないそうです。ただセックスだけは、不満だらけのようで、このまま付き合っていくのが本当にいいのか悩んでいるようでした。セックスの相性って、レスになって初めて気づいたりするものなんです。付き合い始めの頃には、そんな事で悩むなんて全く思って無かったって言ってました。こうしてみると『セックス』ってとっても大切な行為なんだと思いませんか?
「ねえ、最近エッチしてないよね…もっとしない?」なんて、お互いに話し合って、セックスの頻度を増やしてもらうのっておかしな話だと思いませんか?性欲が湧いてこないのにエッチを求められる、回数を増やされるというのは、セックスが義務的なものになってしまって、愉しめるモノでなくなってしまいます。お互いの気持ちの上で成り立っているセックスと言うコミュニケーションが義務的なものに変わってしまうのも寂しいものですね。
「今は、モヤモヤした気分が続いているけど、このまま相手の態度が変わらなければ、イライラに変わってしまいそうで…」ってその女性は心情を吐露していました。
なぜセックスする機会が減ったのでしょうか? 初めの頃は、お互いに性欲はそれなりにあったそうです。ただ彼氏の方は愛撫もそこそこにすぐにでも挿入したがるので、それが彼女にとってはとても不満だったそうです。十分に濡れていない時は痛みを感じる事もあって、拒絶したりした事も。
そんなやり取りが積み重なって、彼氏にとってエッチが愉しいモノと捉える事が出来なくなっていったのかも知れません。男の側にとって、女性から拒絶される事、エッチについて否定される事は、かなりプライドが傷つく事なんです。その場で苛立ちを示さなくても、それってずっと心の中に残ってしまうんです。
だからと言って、女性が我慢する必要はないんです。相手に伝えて、態度を改めてもらうような努力は必要です。大事なのは、相手への伝え方なんです。否定、拒絶と言ったネガティブな反応から入るのではなく、こうする方が気持ち良い、あともう少し続ける方が嬉しいってポジティブな表現で伝えると、男性側もすんなり受け入れて貴女の望む行為をしてくると思いますよ。
カップルで映画を観に行って、上演中に同じシーンで一緒になって笑ったり泣いたりできる相手って、本当に心で通じ合う、共感する事が出来る理想のパートナーですよね。セックスでも、こんな風に揉んだり舐めてりして欲しい…ちょっと焦らしてから攻めて欲しい…なんて思ってること、ちゃんとやってくれると安心して、身も心もパートナーに委ねられますよね。
貴女の彼氏が、セックスに対する思いや行為について、初めからぴったりと貴女と一致しているとは限りません。少しずつセックス中の対話を通じて微調整しながらお互いすり合わせていくんです。お互いの気持ちがすり合わさると、セックスをどんどん気持ち良くしていけるんです。同じ場面で気持ち良く感じて、興奮して、一緒に盛り上がれる、セックスの場面でもそんな良い関係を作っていく事って大切ですよね。