そのピストン運動では…①


男性本位のピストン運動では女性は気持ち良くなれないです。でも、女性の心やカラダの仕組みを理解したピストン運動って、気持ち良過ぎて幸せを感じちゃう位です。

前戯の時点で十分に女性の感度を高めておくことが大事なのですが、テクニックは無くとも、女性のカラダって徐々に興奮や感度が高まる事を分かっていれば、少なくともゆっくり時間を掛けて、丁寧に愛撫する事を実践して欲しいと思います。そこにはテクニック論はないんです。

挿入時も私の場合は、入口部分の快感をじっくりと女性に味わって貰います。愛撫でクリトリスの感覚が敏感になっていると、入り口の膣括約筋がパンパンに膨れ上がって、入り口が狭くなっているんですよね。その狭まった入り口を押し広げられるように、オチンチンの先っぽが入ったり出ていく感覚って、膣括約筋を通じてクリまで快感として響いちゃうんです。とっても気持ちが良いですよね。

その後はゆっくり時間を掛けて挿入していきます。女性をしっかり抱きしめながら、耳元で「ナカ、気持ち良いよ…」なんて囁かれながら、少しずつ膣壁を擦りながらナカにオチンチンが収まっていく感覚もまた、気持ち良いんです。敏感になった膣壁が敏感にオチンチンの動きを感じ取って、快感となって背筋を駆け上がって、思わず声を上げずには入れらない気持ち良さなんですよね。

オチンチンが収まってからも暫くそのままです。ゆっくりとオチンチンの形に膣のナカが順応していきます。オチンチンは動いていないのに、オチンチンを包んでいる膣壁からビリビリした微弱な電流のように快感が沸き上がってくる感覚です。「なんでこんなに気持ち良いの!?」なんて、彼女達に良く言われますが、カラダが敏感になっていると、ちょっとした刺激も快感として脳は受け止めるようになるんです。

このように挿入から5~10分くらいは本当にゆっくりした動きになります。でも、正常位でお互いに抱きしめ合い、耳元で愛の言葉を囁き合いながら、そんなエロティックな二人だけの時間をゆっくり愉しむ事ってセックスでしか得られない貴重な体験だと思います。

ゆっくりした動きに貴女のカラダの感度はますます高まっていきます。体内ではオキシトシンと言った快感ホルモンの分泌が盛んに行われています。単なる気持ち良さだけではなく、そのホルモン作用によって言いようのない幸福感に包まれて、日頃のストレスが解消されるようなヒーリング感に包まれた体験が出来るんです。

そんな体験、貴女は出来ていますか?確かに男性にとってみれば、オチンチンへの刺激と言う意味では充分ではないかも知れません。なので、挿入時からガシガシ動いちゃう人が多いです。でもそれだと、素敵なセックス体験にはならないと思うんです。