挿入時に膣ナカが痛くて感じるどころではなくなってしまう、そんな悩みを持つ女性多いです。改めて、膣ナカで感じるってどういう事か考えてみたいと思います。
先日、『彼にオチンチンを挿入される時、いつも痛くて気持ちが萎えてしまうんです…』と相談のDMがありました。前戯で女性の身体の感度が高まっていると、オチンチンを受け入れる体勢が自然とできるようになっていて、膣から分泌液も出て、膣粘膜も充血し柔らかくなって挿入しやすくなるんですが、彼女の場合は、まだそういう状態に達していないのだと思います。
彼女のようなまだ、セックスに十分慣れていない女性にとっては、もしくは彼が十分に前戯をしてくれない場合は、挿入時点でもまだ、膣内が十分潤っていないんです。そんな状態で、挿入されて、勢いつけて一気に突かれるのって、恐怖でしかありません。すっかり体がこわばってしまい、セックスを楽しむどころではなく、かえってトラウマとなってしまう人も多いんです。
膣口は、普段は閉じた形になっているので、挿入は密着した状態の膣口を押し広げるようにして進んでいくようなもんなんです。だから、十分に前戯もしないで、いきなりオチンチンを挿入してくるような男性とのセックスでは、いくらピストン運動を繰り返したところで、快感が得られなくて当然ですよね。
もそも膣壁には触覚の末端神経がないため、膣自体の感度は、実は鈍いと言われています。(もちろん、Gスポットなど快感を感じるスポットも存在はします。)もし、ここが敏感だったら、出産時の苦痛には耐えられなくなってしまうって話聞いた事ありませんか?いわゆる「セックスの快感それ自体は、膣内部で感じる事が出来る」っていうのは、多くの男性の思い込みでしかないんです。女性の中でもそう考えている人が多いと思います。
膣部で特に敏感なところといえば、膣前庭といわれているクリから膣口までの小陰唇に囲まれた所です、中ではないんです。膣口付近の膣括約筋を言われる収縮筋も敏感に快感を得る事が出来ます。この収縮筋は内部ではクリトリスと繋がっているんです。なので、リズミカルな圧迫を加えられるととっても強い快感を得る事が出来るんです。
膣ナカで生じる快感って実は、膣の中以外の別の部位の快感を脳が変換して、あたかも膣ナカで感じているように錯覚しているだけと言われています。
でも、脳がそう感じているのであれば、それが真実で、そのように身体が敏感に反応しちゃうんです。前戯でカラダの感度が高まる、クリトリスを優しく丁寧に愛撫する事でクリイキする。そんな快感が全て挿入時の膣ナカでの快感に繋がっていくんです。
強く快感を感じていればいるほど、それが脳で変換されて膣ナカでの大きな快感に繋がっていきます。そうなれば、オチンチン挿入時の痛みなんて感じるハズがないですよね。