「自称テクニシャン」…


セックステクニックって情報だけなら、ネットや雑誌などに氾濫していますが、エッチ中、頭でっかちになってその事ばかりに固執して、肝心の女性の反応をちゃんとみれてない男性、多すぎです…

今はネットでも誰でもセックステクニックについて調べる事が出来ます。それ自体は素晴らしい事です、なかなかそういう事を学ぶ機会なんてないですからね。女性にはもっとセックスの気持ち良さを体験してもらいたいと思っています。ですが、そこには「曲解」という落とし穴があるんです。

自分で間違って解釈して、そのまま実践してしまうんですね。悲惨なのはそれを誰も指摘できない事なんです。「それ間違ってるよ…」と言う人がいないんですね。

例えば「Gスポットの愛撫テクニック」というのがあったとします。男性はそれを覚えるとサルの一つ覚えのように、とにかくそれを実践したくてたまらなくなるんです。指の角度やこのくらいのスピードで…といったように、その事しか考えられなくなっちゃうんです。

とにかく余裕がなくなるんですね、自分のやる事だけに意識が向いてしまって相手の女性の反応を見る事が出来なくなってるんです。その結果、まだ濡れていないのに指を入れようとしたり、実は本当は痛くてそれから逃れようとカラダをねじらせているのに、それを感じていると勘違いしたり…ちょっとイタイですよね。

Gスポットの事しか頭に入っていなくて、本来の女性を気持ち良くさせるという一番重要な事を忘れてしまってます…テクニックに固執すると、どうしても細部に注意が行き過ぎて、エッチ全体の流れを見る事が出来なくなる事が良くあります。まさに「木を見て森を見ず…」ですね。

Gスポット、クリトリス、ポルチオといった一つのキーワードに固執した考えを持っている男性には気を付けた方が良いですよ。女性の感じ方は千差万別なんです。それを画一的に「こうすれば感じる」なんて勘違いしてしまう男性が多すぎます。

セックスのテクニック本はとかくそんな感じの表現で溢れています。それを読んで、世の中の男性はそれを実践するのですから、ある意味仕方のない事なのかもしれません…盲目的にそれを信じて、女性の反応をしっかり見ずに実践する事のみに頭がいっちゃうんです。

ツイッターでのフォロワーさんと会ってきたという女性の話を聞きました。その男性はエッチのテクニックについてとっても自信満々に話をしていたみたいなんです。「俺とエッチしたら何度でもナカイキ出来るよ!」的な事を、常にツイートしていたようです。

その女性も、そのツイートを信じて会う事にしたんだそうです。ですが、いざ会ってみると相手の男性はツイッター上でのキャラとは全然違くて、緊張で会話が弾まないどころか、エッチも指をナカで激しくかき回すだけで全く気持ち良くなく、痛いだけだったそうです。

風俗で働く女性の体験談でもよくある話なんですが、「自称テクニシャン」ほど、タチが悪いものはありませんね…